昨年末にITパスポート試験を受けて合格しました。
ITパスポート試験は情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、ITに関する総合的な知識を評価するものです。
概要はIPAのサイトにサクッとまとめられています。
また、試験のサイトには「合格のメリット」というページがありましたのでシェアします。
今回の試験の統計的な情報
試験結果の統計的な情報を見ると、この試験はIT系よりも非IT系に人気があり、合格率も高いということが判りました。
ITパスポート試験 試験結果
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/openinfo/pdf/statistics/202312_ip_shikenkekka.pdf
ITパスポート試験の持つ意味
この試験はあくまで「試験」と書かれており、正式には「資格」とは呼ばないようですが、一般的には資格として捉えられているのでしょう。
合格すれば何かの仕事に就けるなどという条件はなく、合格していると企業への就職時に知識を評価してもらえるというレベルの資格でしょうね。
また、出題分野が次のとおり3分野あり、範囲はかなり広いものです。
- ストラテジ系(経営全般)
- マネジメント系(IT管理)
- テクノロジ系(IT技術)
そのため、企業でITを活用して業務にあたる際に必要な知識が、一通り学べるという意味でのメリットはあると思います。
自分の結果
ある程度の予備知識がある状態から学習をスタートしましたが、個人的な印象では余りにも範囲が広く、どこまでやっても「これでいける!」という自信につながらない学習でした。
教本とビデオによる学習でしたが、ビデオ学習はボリュームは多いもののサクサクと進んだのでよかったのですが、その後、自分で演習問題をやっている段階でマンネリ化してしまい、学習が進まなくなりました。
結果としては、総合で600点でした。
これは合格ラインと同じです。つまりギリギリです。3分野の点数の差はさほどなく、全体的に点数は取れましたが、危なかったですね。
今後の活用
以前は「仕事に就くために」というような目標がありましたが、途中で状況が変わったため、今後は何に使うというようなものはありません。
ただ、学習したことによって、現在のライティングの仕事上、役立っている部分はあります。またライティング業務のなかで知っていたことが学習内容にも出てきて、理解しやすかったという逆の効果もありました。
いつも仕事をいただいている取引先にはこれから連絡しますが、多少なんか印象が変わるかも?という淡い期待(笑)はあります。
まとめ
ITパスポート試験は、ITのことがあまり分からない人が受験勉強を通して基礎知識を得るという場合に、有効な学習なのだろうと感じました。
パスすることよりも、学習することの方が意味があるように思います。
また経営やマーケティングの知識も得られるため、ITと絡めたそれらの分野に興味がある人にはよい情報収集になるでしょう。