expwakui's act

Webライターの日常ブログ

Bluetoothヘッドホン Anker Soundcore Life Q30 レビュー

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Anker Soundcore Life Q30 をゲットしました。

Anker は人気ありますね。梅田のLoftにもショップがありますし、最近よく目にします。
現在、僕は Philips の Bass+ を持っていて、とても素直な音で気に入っているのですが、ノイズキャンセリングが付いていないため、ノイキャン付きが欲しいなと思って探しました。

Soundcore シリーズにはいくつかのヘッドホンのラインナップがありますが、Life Q30 は新しいモデルではありませんが人気があるようです。価格も手頃で手に入れやすいモデルです。

外観の印象

デザインはスッキリしていてカッコいいと思いますが、少し大きいなという印象はあります。Philips Bass+ がスリムで軽い感じのために余計にそう思いますね。
でも慣れればさほどでもないですね。首にかけたときはちょっと気になりますが。

折りたためるので少しコンパクトになります。
しっかりとしたケースも付いていますが、ケースに入れて持ち運ぶのは仰々しいので保管用かなと思っています。

耳あてと頭の部分にソフトなウレタンが付いていて、かけ心地は優しい感じです。

右と左、両方に操作ボタンがあり、パワー・ノイキャン・ボリューム・ポーズなどの操作が可能です。そのほか USB-C端子とピンジャック(ミニジャック)が付いています。
操作はすぐに慣れます。

ペアリング

とくにペアリングのボタンがありませんが、パワーを入れたらペアリング候補としてすぐに認識されたので、スマホの方で承認するだけでした。

マイク内蔵

マイク内蔵のため、そのまま通話ができます。
試しに家に電話をかけて家人と話をしたら、よくわかる良い声だと言っていました。
高い目の音だという話だったため、ヘッドホンの音の印象とは違うなと思った次第です。(実際、自分で聴いていないからなんとも言えませんが)

Soundcore アプリ(Android)

アプリでは Soundcore シリーズのアイテムが管理できるようです

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モード設定・イコライザー・睡眠モードに行けます。
モード設定とイコライザーについて紹介します。

モード設定

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  • ノイズキャンセリング
  • 外音取り込み
  • 標準

とありますが、標準はノイキャンなし、外音取り込みは外部の音を増幅してよく聴こえるようにしているようです。
本体ではノイキャンボタンを押すたびにこの3つのモードがトグルで切り替わります。

ノイズキャンセリングモードには

  • 交通機関
  • 屋内
  • 屋外

があり、それぞれの環境を選ぶと最適なノイキャンができるというかたちです。
この環境の切り替えが本体でできるのかどうかは分かりません。僕はスマホでやっています。

イコライザー

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プリセットは、予めさまざまな設定が保存されていて、選択して利用できます。


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カスタムでは、自分で好きなイコライジングを施して、名前をつけて保存できます。
よくあるイコライザーでは、つまみを調整すると改めて名前を変えたりして保存しないといけなかったりします。
しかし、このイコライザーはつまみを調整したらそのまま保存されているので、一度設定したレベルから少し変えたいと思ったときなど、とても使いやすいです。

上記はノイズキャンセリングモードのときに使うためのイコライザ設定です。
ノイキャンとそれ以外で音の特性がかなり違うため、個別にイコライザーをかけないと同じようにはなりません。

またイコライザーで調整しても、標準とノイキャンでは音質が異なります。
個人的には、標準の方が豊かな感じがしました。ノイキャンにすると締まった硬い音になるようです。そしてノイキャン独特のツーンとした感じがあります。


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こちらは標準モード用に設定したイコライザレベル。
まだあまりちゃんと追い込んでいないため、なんともいえませんが、ノイキャンのときとは異なる傾向です。

イコライザの有無でかなり音の印象が変わるため、ヘッドホンはイコライザを調整した状態で最終的な音の良し悪しを判断するのが良さそうです。
この Anker の場合はとくにそう感じました。

周波数

Soundcore のイコライザーは、Q30に限っての設定かもしれませんが、100Hzより下は調整できません。また12.5KHzより上も調整できません。

一般のイコライザでは 30Hz・60Hz、16KHzなども調整できます。
試しに調整してみると、Q30の場合は30Hzと16KHzはあまり顕著な変化はありませんでした。極低音、極高音はもともと出にくいのかもしれませんね。

音の印象

従来持っている Philips Bass+ がとても素直で聴きやすい音だったため、Q30はクセがあるなという印象を持ちました。
ただ、楽器のいろんな音が聴こえる感じがあって、Q30の方が良いヘッドホンであるという認識はできました。
アイテムの作りも高級感がありますし、専用アプリも存在するため、価格以上のお買い得感はあります。

自分のソースで考えた場合、Q30は洋楽AORやアダルトコンテンポラリー・スムーズジャズなど、低域の太さが効果的な音楽にはピッタリだと感じました。

JPOPはボーカルのインパクトが少し薄いかなという気はします。ただ、イコライザーでどうにでもなるという部分もあって、もしこだわるなら別のイコライザー設定を設けて使い分けるのが良いと思われます。

ノイズキャンセリングの効き具合

普通に効きます。ただ、以前持っていたSONYのイヤホンの方がしっかり効いた印象はありました。ヘッドホンのノイキャンというのはイヤホンよりも効きにくいのでしょうか(??)

低音を主体とした環境音はよくカットされていると思います。
人の声などは、環境音がカットされることで逆にクリアに聴こえる感じはありますが、レベルは下がっているので音楽を聴くのに邪魔になるというレベルではありませんね。

まとめ

すごくいい音、高級な音、という感じではありませんが、品の良い音だと思います。そしてイコライジングの楽しみがあるモデルだと思いました。
スマホでモバイルで音楽を聴くレベルでは、これ以上のものを求めなくても良い気はします。

ヘッドホンで聴いたことがない人には十分お勧めできるもので、独特の低音の響きや豊かな感じが味わえると思います。
自分の好きな音にして楽しむのがよいと思います。