expwakui's act

Webライターの日常ブログ

完璧に近い Google Pixel の Live HDR+

いま持っている Google Pixel 6a のカメラ機能に Live HDR+ が標準装備されています。
この機能は常にオンになっており、オフにできません。
オフにできるようなヘルプも見かけますが、実際に自分の端末では設定できませんでした。

Live HDR+ / Google カメラ  

Live HDR+ は Google カメラを使用するときに機能するようです。
他のカメラアプリでは機能していないようです。

カメラ技術における本来のHDRは、露出を変えて複数枚の写真を撮り、それらを合成して1枚にすることで、明るい部分も暗い部分もよく見える明暗差の少ない画像を得られるというものです。

一般的なデジカメ・スマホに付いているHDR機能には、1回のキャプチャに画像処理を加えてHDRのように仕上げた「HDR風」機能がよく使われています。

Google Pixel の Live HDR+ は、Pixel 6 以降で搭載されているようです。
一般のカメラの自動露出とは違う独自の明るさ調整(AI?)を行いつつHDRを効かせた画像処理を、1回のキャプチャで行っています。(内部的には何枚かの映像を記録しているのかもしれません)

とにかく、露出(明るさ)を考えることなく普通に写真を撮れば、露出もだいたい合っている美しい画像を得られるという機能なのですね。

Live HDR+とは|Android

撮影した画像の感じ

一般的に写真を撮るときは、露出補正(明るさ調整)をしながら撮らないと明暗がいい具合にはならないのですが、Pixel では何も考えずに風景に向かって写真を撮れば、ちょうどいい感じに写ってくれます。

変に明るさ調整をしない方がきれいだったりします。
そういう点が、最初、なかなか慣れませんでした。何もしないで撮るというのができなくて(笑)

撮影した画像は、やはりHDR臭さというのはあります。「絵」や「アニメ」のように写る場合もあります。
しかしかなり自然な仕上がりのため、条件によってはHDRが効いているとは分からない画像になります。

個人的にはカメラにお任せみたいなのは不安ですが、Pixel はかなり賢いため、大抵の場合は安心できます。

 

それでは、以下に「街角」「空」「植物」「屋内」「物」に分けて、実際に撮影した画像を貼付していきます。

街角

空の色も自然で、この場合はHDRが効いているように見えません。

 

 

Pixel 6a + Google カメラでは、0.6倍という広角ズームが使えるため、超広角の写真も撮れます。

 

 

これはおそらく2倍で撮ったもの。
0.6倍、等倍、2倍は、ワンタッチで切り替え可能です。
もちろん普通にズームイン・アウトもできます。

 

 

夕景の暗い部分はノイズがかった感じにはなりますが、普通のカメラだと空の明るさに引っ張られて、暗い部分はもっと暗くなってしまうと思います。

 

 

夕暮れ時の街の様子

 

 

色のりはまあまあですが、ちょっとアニメっぽくなる場合はあります。

 

 

白飛び、黒潰れは起きにくく、目で見た印象に近い画像が得られます。

 


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OLYMPUS PEN で撮ると背景が飛ぶか手前が潰れるかになるところ、Pixel は何もしなくても両立します。

 

ややアニメ的な絵ですが、雲の表情がすごいなと思うことがよくあります。

 

 

こんなドラマチックな表現も、勝手にできてしまいます(笑)

 

 

雲の表情が豊かな夏〜秋は面白いですね。

 

 

素敵な風景です。明暗は一般のカメラとあまり変わらない印象です。

 

 

空がとても清々しいですね。
個人的に、キヤノンや iPhone のような青々した空はあまり好きではなくて、オリンパスとかこれみたいな空が好きです。

 

植物

植物は意外にきれいに写ります。

 

どちらかというと落ち着いた色合いです。

 

 

変わった質感の葉っぱを撮りました。ふわふわな感じは出ていると思います。


屋内

屋内もとても自然な色になります。
全体にクールでさっぱりした色味で、白もきれいに写ります。
手持ちのオリンパスの画像と比較すると、オリンパスが黄色っぽく見えます。

Pixel の画像は、もう少し温かみがあっても良いかな?と思うこともあります。
実際、オレンジ色を撮ると黄色っぽく写ります。
そのため、たとえばインスタのフィルター Los Angels を使って赤っぽく補正するというようなことをする場合があります。

 

 

屋内・地下街を超広角で撮ったもの。

 

 

カフェのインテリア。
この場合の色のりは、あまり良くありません。渋いのはよいですが。
本当の色は、もう少し赤やブラウンが鮮やかなのです。
(明るさを上げればいいかも?)

 

 

この感じはほぼ、見た目ですが、現物よりもちょっと赤っぽさが足りません。
スライダーを調整してシャドーを少し落としています。そのままだともっと天井が見えてきます。

 

ほぼ見た感じですね。室内でも色がおかしくなりません。

 

 

これはスライダーで明るさを上げています。
多少、ノイズっぽくなる場合もありますが、スッキリした色合いは Pixel の持ち味ですね。

 

 

ここのカフェの照明は、ちょっと難しい感じでした。
黒いところが潰れないという特徴は、良い方に働く場合と、ネガティブになる場合があるようです。

 

 

物もきれいに写ります。存在感も出ます。
この場合もやや、赤みが足りていません。でもぱっと見はとてもナチュラルだなあと感じます。

 

以上、Live HDR+ が標準で入ってしまう Google Pixel 6a の画像をシェアしました。