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Webライターの日常ブログ

WordPress が SEO に強いという定義がおかしい

WordPress が SEO に強いと吹聴しているブロガーさんが多いのですが「テレビを見れば健康になれる!」と言っているようなものです。
WordPress はWebコンテンツを作る「システム」だから、WordPress を入れたからって直ちに SEO で有利になるということはありません。

その辺りのことを、以前 note に書きました。

というわけでポイントになることだけを書きたいと思います。

SEOは HTML が対象

SEOは、HTML にどのような内容(コードと文章)が書かれているかということが重要です。
ブラウザから WordPress サイトのページを呼び出すと、HTMLが出力されます。

  1. WordPressテーマにWebページの部品となるコードが書かれていて
  2. ページが呼び出されたときに
  3. テーマに書かれたコードと入力された文章を合体して
  4. HTMLを出力する

WordPress のシステムがそういう作業を行なっています。

ブログサービスでは

はてなブログその他のブログサービスでも、上記と同じようなことをしています。

  1. ブログサービスのテーマ(テンプレート)にWebページの部品となるコードが書かれていて
  2. ページが呼び出されたときに
  3. テーマに書かれたコードと入力された文章を合体して
  4. HTMLを出力する

2番以降は同じです。

SEOはテーマ(テンプレート)に依存する

上記のうち異なる部分は1番のテーマだけです。
WordPress に用意されているテーマか、ブログサービスに用意されているテーマかの違いのみ。

  1. WordPress に用意されたテーマ
  2. WordPress にアップした自作のテーマ
  3. ブログサービスに用意されたテーマ

さて、この3つで、どれがSEOに強いでしょうか??

「わかりません!」が正解です。

これだけではどれがSEOに強いのか、まったく分かりません。

どんなテーマか?SEOを考慮しているテーマなのか?

ということが重要です。

  1. WordPress で選んだテーマはSEOが考慮されているか
  2. WordPress にアップした自作のテーマはSEOを考えて作ったか
  3. ブログサービスに用意されたテーマはSEOが考慮されているか

と考えるのがおそらく正しいでしょう。どのシステムを使おうと、SEOによいテーマを選んでいればよいということになります。

テーマに最高のチューンを施したければ・・

ただし、最高のチューンをしたい!と考えたときに、ベストマッチのテーマはなかなか見つからないため、SEOの知識をフル投入した WordPress テーマを作成してWordPressで使用するという方法はあるわけで、

その辺りから、もし最高のチューンをするんだったら WordPress だよね、という話になるのでしょう。

もっとも、無料で自作ブログに使えるシステムは WordPress だけじゃなく Drupal など他にもいくつか有名なものが存在します。たまたま WordPress がよく使われていて情報が多いから WordPress が例に挙げられるだけです。

SEOにはドメインパワーも重要。ていうかこっちの方が重要

〇〇〇〇.com、〇〇〇〇.co.jp などがドメインです。
検索エンジンは基本的にドメインを見て1つのサイトだなと認識します。

ドメインの評価が高ければ、記事はどんどん検索に表示されて上位に行きますが、評価が低ければ全く出てこないことも多いです。(インデックスされていない状態)

実はこのブログは「サブドメイン」にしていますが、まだ始めてから記事をちょっとしかアップできていないし、年数も経っていないためドメインパワーはヨワヨワです。
はてなの恩恵を受けることも少ないでしょう。

そういう場合いっそのことサブドメインにしないで、はてなのドメインのまま運用した方がSEOには良いはずです。

かの note.com はめちゃくちゃドメインが強いため、べつにサブドメインの設定がなくてもガンガン検索にヒットします。
同じ記事を、自分でドメイン取得してWordPressで投稿したとしたら、最初はまったく検索に出てこないでしょう。

そのくらい、ドメインというのは重要なのです。テーマがどうこうとか言ってるレベルではありません。

まとめ

SEOにとって重要なものをざっくりと優先順位をつけますと、

  1. 圧倒的にドメインパワー
  2. 記事の量(ページ数)
  3. HTMLの内容(コードと文章)
  4. 運用年数

ということになりますね。

P.S.
記事の量や運用年数については note に書いたような気がしていますが見つからないため💦この記事では割愛します。HTMLの内容には文書構造も含まれますが、文書構造の話も今回はしていません。