昨日は WordPress の集まり(WordPress Meetup)に出かけました。
以前は WordBench というものがありましたが、その頃にはよく出かけていました。
Meetup になってからは初めてです。
会場はコワーキングスペースでしたが、満員の大盛況。
わりあい常連の方が多いのですが、初参加の方もちらほらいらっしゃいました。
昨日の話は、WordPressの新しいテーマを使ってサイトを作るというような流れです。
管理画面からいろいろできてしまうWordPress
現在の WordPress はさまざまなデザイン作業を管理画面から行えるようになっており、かつてのようにテーマファイルをエディタで開いて編集しなくても、サイトを構成できるようになっています。
つまりコードを書かずに(ノーコードで)Webサイトを作る環境ができているということですね。
まあそれでも、サイト構築のプロは基本的にコードで見ていくのでしょうが。
誰でもできそうだけど・・(?)
ウェブサイトやブログを構築するときに、基本的に使われるプラットフォームが WordPress なわけで、したがって何らかのかたちで WordPress を触る人の数は「ものすごく多い」と思います。
あらゆる知識・スキルレベルの人がWordPressを触っているということになります。
ただ、仮にユニバーサルデザインであっても「なんにも分からない」人には使えないこともあるから、誰でもできるといわれる WordPress でも、全員が満足に使えているわけではないでしょう。
WordPress Meetup は初心者も多く参加していますが、決して初心者に優しいセミナーではありません。WordPress を使っていろいろやってる人が、WordPress をもっと活用しようという趣旨でおそらくやっていると思われる「勉強会」です。
だから参加する人もある程度、勉強している or 勉強する姿勢で臨むことを求められているのではないでしょうか。
WordPress の保守の問題
WordPress は無料ですし、導入は比較的簡単(といってもブログサービスよりは難しい)であるため、エンジニアでなくても Webサイトは作れるはずです。
それが「簡単にできる」といわれる(?)所以だと思いますが、実は作ったあとが大変だと思います。
システム(ソフトウェア)は常に更新されていくものであるため「ずっと同じものを使う」というわけにいきません。「ずっとこれを使っていきたいんだ!」と思っても、いつまでも同じものを使わせてもらえないという宿命があります。
また、作ることは簡単にできても、トラブルが発生したときに対処できないということは当然あるのですね。
トラブルを自動解析して復元してくれるところまでシステムが完成されていません。
無料で使えるブログサービスは、常に保守を事業者が行っていることと、ユーザーはトラブルがあれば事業者に言えば直る場合があるわけですが、自分でWebサイトを構築した場合は自分で保守をしなければなりません。
そうすると、システムへの理解が必要になるわけですね。
とはいえかなり WordPress は進化してる
僕は現在の WordPress の中身をまだ見たことがないのですが、おそらく CSS が動的に書かれているのではないかと思いました。CSSファイル(URL)を動的に書き出しているか、またはインラインCSSとしてHTMLに書き出しているか・・(?)
管理画面でデザインをして、そのCSSの値はデータベースに保存されているということですね。画像に対する処理やグラフィックを構成するのもCSSでできる時代のため、デザイン作業の多くの部分が管理画面で実現できると。
まとめ
僕は現在はサーバーを持っておらず、はてなブログや note でコンテンツ発信をしているわけですが、これらのサービスも非常に便利です。
ただ「自分で自在にデザインしたい」というと考えたときは、これらのサービスでは限界があるため、WordPress を使うのがよいでしょう。僕もちょっと使ってみたいなという気持ちにはなりました。
よく「WordPress はSEOに強い」という話がありますが、それは本質的には違う話で、べつにWordPressのシステムは直接SEOには関与しません。
それよりも、今後は「WordPress はデザインに強い」と考えていったほうがよいのではないかと思います。
デザインにはすべての構成が含まれるため、あらゆるコントロールが管理画面からできるようになってきたといってもよいでしょう。