expwakui's act

Webライターの日常ブログ

クライアントとの「伴走」

マーケティングやコンサルティング界隈で「伴走」という言葉をよく目にします。

個人的にはこの言葉は結構好きです。
本来の意味は、マラソンや自転車レースなどで競技者の傍らについて走ることですが、ビジネスの場合は主体となる人や会社が何かの目的を達成するために、特定の事柄について専門家が支援をしながら共に一定期間、業務を遂行するという意味合いがあります。

Web制作

自分が以前、自営していたWeb制作業も、理想としてはこれにあたります。
どこかの会社から発注を請けて何かを作って納めるというよりは、その会社の相談に乗って課題を解決するというスタンスの仕事です。

ただ実際のところ、ボリュームとしては次のようなニュアンスのものが多かったと思います。

  • Web制作会社からWordPress構築を依頼されて制作・納品する
  • 同様にスクリプト制作を行って納品する
  • 直接クライアントからWeb制作を依頼されて制作・納品する

単に何かの作業を請け負うことや、成果物を要求(ほぼ丸投げ)されて要望に応えるというような仕事の仕方です。

丸投げになるケースは、主体となる会社様がまったくWeb制作へのこだわりがなく、知識もなく「できないからやってもらう」というニュアンスが強かったと思います。

本来

Webサイトは主催者様の活動そのものだと位置付けるほうが成果につながりやすいため、あくまで主導するのは主催者様であって欲しいのですね。
そこに専門的な見地から方向づけや助言を行なったり、制作をして納めたりすることがいわゆる「伴走」だと考えるのです。

そのような活動は、一時的なものでなく継続的に続けるのが望ましいのですが、実際のところ、Webサイトを作りたい → 作りました → それでOK! のような形で終わってしまうことが多い状況でした。

Webライティング

現在、日々行っているWebライティングも、基本は上記のWeb制作のスタンスと同様です。理想としてはやはりクライアント様との「伴走」です。

実際には同様に、ライティングの発注を請けて納品して終わりのことが多くなっています。継続的にお付き合いしている会社様は、付き合いとしては長いわけですが、個々の案件(クライアントワーク)はほとんどが単発です。

ごく一部は継続案件として依頼され、エンドクライアント様の会社が望んでいる方向性を考えてライティングを継続していくというスタイルになっています。

直接請け負っているクライアントの1社様は、Webサイトの集客改善のために継続的にコンテンツを投入することを希望されているため、コンテンツのプランから執筆・WordPress投稿までを行っています。
このケースはまさにWebライティングの「伴走」になるかと思います。

まとめ

伴走という言葉が好きですし、仕事の関わり方もそのような方向性を持っています。
一定の期間ともに走ること、さらに長く継続することで、背景や課題・強み・方向性が明確になり、依頼される会社様の理想により近づいたアウトプットを提供できるようになると考えています。