暑いなか、出かけようとしても外を歩くのは辛いきょうこの頃。
せめてエアコンからさほど離れない場所を歩こうと、梅田に出かけてみた。
以前は神戸によく出かけたが、最近は梅田に出かけることが多くなった。
街に活気があり、若々しくて活き活きしているように見える。
いろいろなモノがあって素直に楽しいと思える。
梅田は関西で最も新しい場所なのではないかと考える。
かつての梅田のイメージからかけ離れたと感じる面と、かつての梅田が戻ってきたと感じる面の、両方がある。
つい最近まで、ここには駐輪場があった。
知らない間にリンクスができて、こんなことになってしまったが、リンクスの中は大阪の活気そのものが詰まっている。
昔からある風景も残っている。とはいっても、どのくらい昔からある風景なのか、よく分からない。ずっと変化している街のなかで、ここからは昔で、ここからは新しいということは全く、言えないから。
正直なところ、こんな素敵な空間が梅田にできるとは思っていなかった。
だって、大阪鉄道管理局の裏側ですよ。
うちの爺さんが生きていたら唖然とするのではないだろうか。
貨物駅があった辺りが、空き地になり、そしてビルが建っている。
このビルは何のビルだろう?
街がここまで広がり、大阪駅も広がるなんて不思議な世界。
グランフロント周辺は新しい試みに満ちているのだろうか。
いろいろな造形が楽しめる。
水の都だからかもしれないが、水面がきらきらしている。
阪急三番街ができた時にも、川が流れていて驚いた。
子供たちが水遊びをして楽しんでいる横に「砂の女」があった。
最初てっきり、スフィンクスだと思った。
JR大阪駅の新しい地下ホームの上辺り。
この辺りのビルはオフィスなのだろうか。まだまだ増えていきそうな雰囲気。
昔の話ばかりで申し訳ないけど「東京は緑がたくさんあっていいねぇ」と言ってた頃があったが、いまの梅田はそんなこと、羨ましがらなくても全く大丈夫!
素敵な木陰もあるんですよ。
建築事務所に勤めていたことがある僕が言うのもなんだけど、こんな形、誰が考えるのだろうかと思う。
この角度から見たら、こんな風に見えるだろうなんて、たぶん考えて作ってるわけじゃないと思うけど。見るのは僕の勝手なので。
ビアガーデンにいる人々を撮りたい気持ちもあるけど「何取ってるんだこいつ」みたいな目で見るおじさんがいたので遠慮してビール缶のオブジェを撮ってみる。
外国人も多いこの辺り。楽しそうだ。
大阪のビルの造形は面白いと思うし、生きている感じがする。
中之島のビルも素敵なものが多い。
東京のビルは整然として美しいけど、あまり個性が感じられなくて冷めたイメージがある。量産されたビルのような感じがしていた。
夏の風景のなかに日傘があるのが好きだ。
意識して傘を撮っている。
何層もある都市構造の一角にバスターミナルがある。
岡山だったり名古屋だったり、いろんなところに向かうバスが発着する。
梅田界隈のエスカレーターは空間を突っ切るようなものが多い。
このまま乗っていたらどこに連れて行かれるのだろう?と心配にはならないけど(笑)ワクワク要素はあると思う。
街写真で何気に人がいるのが好きで、狙って撮っているわけでもないが、闇雲でもない。なんとなくいいなと思ったときにシャッターを切ると、ポイントとなるような人がちゃんと写っているという感じ。
左下のお姉さんと、右下のおばちゃん(笑)
ヨドバシカメラの建物は、常に気になる。
何回も撮っている。
阪急梅田からJRに乗り換えるときに通る道すがらのエスカレーター。
以前は通勤で使っていた。
こういうのを見ると、ゲームの "Tower" を思い出すのだが、人が赤くなったり青くなったりはしない。怒っていても色は変わらない。
いや、誰も怒ってないけど。とても楽しそうだけど。休日だから。
今回は、12-42mmの標準ズームではなく、17mmの単焦点を付けて撮ってみた。
本体のトーンカーブの調整で、シャドウを2段階、上げた状態。このくらいが柔らかい感じになっていいと思った。
お気に入りの単焦点。
撮影:OLYMPUS PEN E-PL10 / 17mm F1.8