M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ いわゆるパンケーキ・レンズについての話をします。
このレンズは OM-D E-M10 を購入した際に最初からついていたレンズです。
一眼に標準装備のレンズなので、それだけでもう十分な感じなのですが、実際に撮ってみると、日常のスナップなら画質的には不足はないと思います。
なんといってもコンパクトですし、電源ON時にも写真にあるように元の厚さの2倍ちょっとぐらいにかならないので、場所は取りません。重くもありません。
正直なことを言うと、OM-Dは少し個性的というか、オールド・カメラのデザインを継承している所があって、EOSユーザーだった自分から見ると最初はあまりカッコいいとは思わなかったんですね。
PENの方がカッコよく見えました。
今は慣れたせいか(笑)カッコいいと思えるのですが。
だけど、OM-Dの交換レンズに関しては、デザインはなかなかイケるなと思っています。他社のAPS-Cカメラのレンズ群と比較しても、なかなかに洗練されていると思うんですよね。
やはりマイクロフォーサーズ(を使用した時)の機動力は優れていますよ。ボディ・バッグにも入れようと思えば入りますし。
本体がそうなので、レンズもパンケーキだととても相性がいいんですね。
気分の問題
撮り歩きするときの気分って、カメラによるところが大きいですね。
持ち歩きたくなる。持っているとハイになる。御守りのような安心感があるなど。
それが撮った写真にも出るんです。
定年になってからカメラ持ったようなおじさんの場合、ものすごくデッカイのを持ってこれ見よがしに撮るわけですが、それはそれで当人がいい気分になっていればいいのです。
あとネイチャー系は、望遠をよく使うので自然に大きくなるし、デッカイ三脚に、200mm, 400mmのレンズについているネジ部を直接固定するわけですね。凝ってる人はカメラを三脚に、レンズを一脚に、それぞれ付けたりなんかして!(逆かも)・・それがなんかプロっぽくて気分出るわけです。
街撮りやるときはやはりコンパクトなのがいいですよね。
僕はスマホでも別にいいのですが、小さくても一眼を持ってるとそれなりに頑張ろうと思います。
その辺りの感覚にOM-Dとパンケーキレンズはしっくりきます。
たぶんですが、PENでも同じような感覚が味わえるんじゃないでしょうか。
このレンズの不満な点
一つだけありますが、それは電動ズームだということですね。
厳格なことを言うと、ズームって、単に距離感を変える物じゃなくて、画角を変えるものなんですよね。つまり、必要な画角になって欲しいんです。
単焦点を基本に写真撮り始めた人は、35mm換算で28mm, 35mm, 50mm みたいな数値と感覚が連動していると思うんですが、仮に電動ズームであってもステップズームのように指定した焦点距離にピタッと合って欲しくないですか?
いやそんなん別にいいよ。という人なら、このレンズはなんら問題がありません。焦点距離は表示されているので、見ながら動かして25mmで止めようとすれば比較的楽に止まります。
でも、止まらない時に26mmでは撮りたくないんですよね(笑)
あと、電源オフになっちゃうともう一回最初からズームの画角は合わせないといけません。(もしかしたら固定するモードがあったかも??未確認です)
スマホのカメラアプリって、焦点距離(35mm相当)が表示されるものに出会ったことがありません。しかも、ピンチアウトでしか大きくならないものもあったり。しかも感度がよくてちょっと指を動かしただけでドバッと大きくなったり、遅れて大きくなったり。イライラします。
そういうことがいちいちイライラする人には電動ズームは向かないでしょうね。僕はスマホのは嫌いです。このレンズのはまあOKですが。
そんな感じで、不満の記述が長くなりましたが(笑)説明が長くなっただけで、不満がいっぱいある訳ではありませんので誤解のないようによろしくお願いします。
(2022年2月27日に note で投稿した記事)