マーケティング用語で「ショールーミング」というものがあります。
商品を購入する前に実物を店舗で見たうえで、ネットから購入するという消費行動です。
例えば自分の場合はPCやガジェットなどをヨドバシカメラで見てから、Amazonで購入するということが時々あります。
まあ大抵はネットで見てそのまま購入しますが。
お店で買う場合は、そのお店にしかないものを買う場合や、急いでいるときなどに限られますね。
街には沢山の若者
大阪・梅田に出かけると、沢山の若者がいます。休日はとくにショッピングで賑わうのですが、時折思うことは、みんな本当に買い物しているんだろうか?ということですね。
アパレル・ファッション関係は、ネットでも簡単に買えるものと、そうでないものがあると思います。
雑貨などは、もしかしたらショップでしか売っていないものが多いのでしょうか?
ガジェットのようなプロダクトはネットでほぼ手に入ると考えてもいいぐらいだと思いますが、そうでない商品はやはりお店にいかないと買えないものもあるでしょうね。
通販の世の中でも街には出かける
コロナが収束してきた最近では、街にどっと人が繰り出している光景をよく見るようになりました。
買い物は通販で出来てしまう世の中でも、人間は街に出たいのでしょう。買い物という目的は薄れてきたかもしれないけれど、ショールーミングだったり、単にウィンドウショッピングだったり、お散歩やデートだったりしますね。
お店に来てもらう。来た人を購入につなげる
今の実店舗は、そういうお客さんをうまく捉えて販売につなげることを色々と考えています。
- さまざまな体験ができるイベントを開催してお店に来てもらう
- お店に立ち寄った人にお店ならではのサービスをする
- お店で商品を見てもらい、スマホでネットから購入してもらう
とにかく消費者と販売側の接点がさまざまなところにあり、どこで出会っても自社の商品やサービスを購入してもらえるような動線を作っているのです。
まとめ
ショールーミングもイベントを楽しむのも、文化だと言えるでしょう。
すべてがサイバー空間に行ってしまうのではなくて、人間の「動きたい」という欲求を満たすだけのものはリアル空間に必要なのですね。
お店は昔のようなイメージとは違う新たな価値を提供するようになってきているのでしょう。