expwakui's act

Webライターの日常ブログ

Webライターの注力ポイント・制作姿勢

Webライターを副業としてされている方が多いようなので、Webライティングは文章を書いてお金をもらうという一点に集中している方が多いように思われます。

自分も基本は収入を得るためにやっているわけですが、それだけではありません。
もし収入のためだけなら、他にもっとよい職業の選択肢はあると思っているためです。

Webサイトの文章を書く

WebライターはWebサイトの文章を書くからWebライターだと呼ばれているのだと思います。
そしてWebサイトにはさまざまな目的があって、それぞれにサイトとページがあり、その上に文章が載っています。

文章には意味があり、読んだ人は意味を理解して、何らかの参考にするのですね。

Webサイトの目的

単にアクセスを稼ぐためにSEOに配慮した記事を大量に投入するというWebサイトがあります。オウンドメディアにありがちな方向性です。

それはそれで目的を達成できればOKのため、それ自体にとくに意見はありません。
実際、非常に多くの記事を投入する必要があるから、Webライターを沢山使って書かせるというニーズに対して、Webライターは重宝されます。

Webライターも収入を得るとかお金を稼ぐとかいう目的なら、それで十分です。

制作として見る

自分は以前、Web制作をしていたため、ウェブサイトに載せる「コンテンツ」として記事を捉えている面があります。つまり制作としてWebライティングを捉えているのです。

コンテンツの目的は何らかの意図を伝えるものだから、記事を書くときに「意図」は考えますね。
SEOでは「検索意図」も重視されますが、それはあくまで閲覧者の視点であって、サイト主の意図ではありません。
サイト主は、何かを伝えるために記事を書いて見せたいというニーズを持っていると思います。伝えたいことが閲覧者(消費者)に伝わったときに、記事が成果を上げるのです。

記事を書く意義

上記のように、記事を書く意義みたいなものがあくまで「コンテンツを見せること」である場合、アクセスを稼ぐ記事の考え方だけでは不十分で、記事が閲覧者に読まれたあとにどういうことが起きるか?という点にも関心を持つ必要があるでしょう。

たとえば、企業ブログにしても社長ブログにしても「発信者側の意図」があると思います。社長ブログも適当に書いている社長さんもいれば、明確な目的を持って書いている社長さんもいると思います。

それでもサイトの規模が大きくなると社長さんが頑張るのは大変なため、ブログ担当を置いたり、アウトソーシングを考えることになると思います。

そんなときに、Webライターに声がかかる場合があります。
そのときのWebライターは、サイトの意図を汲み取ったうえでサイトの目的から逸脱しないように記事を書いていくことが求められるでしょう。

記事を書く意義は「アクセスアップ」と「コンテンツ制作」では異なるのです。

内容的な工夫

閲覧者が読んで何らかの発見をしたり、何かの行動に出るためには、記事はそれなりの内容と機能を持つ必要があると思うのですね。
それは、記事によっても少しずつ異なっていたりします。

見出しを作るときも、記事の目的が何なのかを理解して、そうなるように見出しの文言や配置を考える必要があると思います。

文章の書き方

文章の書き方(言葉遣い、言い回し、漢字の使い方など)についてのテクニックが語られることの多いWebライティングですが、その前にどんな記事を書くか、どんなコンテンツにするかという視点については、あまり語られることはないと思われます。

それはサイトの意図(制作の意図)によって変わることだから、決まったものがないというのが理由かもしれませんね。

おわりに

Webサイトの目的も、Webライターの目的もいくつか存在するため、一概に「Webライターはこうあるべき」のようなことはいえないと思います。
ただ、自分自身は「制作」の視点を持つことにやりがいがあるし、そのようなWebライターでいられたらいいなと思うのです。