「テレビ」を調べると、受像機のことだと書かれていますが、普段の会話のなかで「テレビ」と言うと、その意味するものは3つぐらいあるのではないでしょうか。
- テレビ受像機(装置)
- テレビ放送(媒体)
- テレビ番組(コンテンツ)
例えば「テレビを見た」というのは「テレビ番組」を見たことだと考えられます。
そして同時に「テレビ放送」を見ていることでもあり「テレビ受像機」も当然、視覚に入るから見ています。
さらに正確にいうと「テレビ放送」は媒体の意味だから、物理的に見えるものではありませんね。だから「テレビ放送を見る」という言い方はおかしいと思われます。
「テレビはオワコン」はどのテレビのこと?
言った人の真意を確かめたことがないから判らないのですが「テレビはオワコン」とは、一体どのテレビのことを指しているのでしょうね。
テレビ受像機はオワコン?
テレビ受像機は、テレビ放送を受信するためにあります。
ということは、テレビ放送が無くなると、テレビ受像機も無くなるように思えますが、最近のテレビ受像機は、テレビ放送以外の動画コンテンツが見られるようになっています。
- DVD・Blu-ray・HDDを再生する
- インターネットの動画コンテンツを再生する
つまり「メディア端末」のようなものになっているのですね。だからテレビ受像機は当面、無くなることはないのではないかと思います。
呼び方が変わることはあり得ますが。
テレビ放送はオワコン?
これはちょっと微妙ですね。
地上波しか見ていない自分は「もしかしたらテレビ放送は終わるかも?」と思ったりするのです。
しかしNHKは積極的にBSなどに誘導しているから、テレビ放送は衛星放送となって残り続けるのではないだろうか?というイメージになってきています。
だから当面、テレビ放送も無くならないのでしょう。
テレビ番組はオワコン?
テレビ番組と他の動画コンテンツの違いがイマイチはっきりと理解できていません。
テレビ広告とセットになる動画コンテンツのことを言うのかもしれません。(NHKは違うけど)
制作会社の系統が違うという考え方もできますが、実際、明確に区別があるのか、両方やっている会社があるのかなどは、分かりません。
いずれにしても、動画コンテンツが無くなることはあり得なさそうです。
また(衛星)テレビ放送がある限り、テレビ番組も無くならないですよね。
インターネットの影響があるもの
テレビ受像機、放送、番組のうち、インターネットの影響で存続が危うくなりそうなのは、メディアである「テレビ放送(媒体)」とそこにセットになっている「テレビ番組(コンテンツ)」だと考えられます。
だから「テレビ受像機」は受像機としては影響を受けないですね。
最も影響を受けそうなのは「テレビ放送」でしょう。
こんな説も出ていますね。
ということは、衛星放送とその番組は残って、地上波は無くなると。
つまり「テレビはオワコン」は「地上波はオワコン」と同義となりそうです。
番組は媒体と分離可能だから、インターネットにそのまま流れてもいいものです。
衛星放送の意義
少し調べましたが、インターネットに対する衛星の存在意義は、やや曖昧です。
- 災害に強い
- 高画質
インターネットの伝送品質が向上すれば高画質のメリットも薄くなるでしょう。
そうするとあとは災害時のメリットだけになるのでしょうか??
まとめ
日常的に「テレビ」と言うとき、おそらく「受像機」「放送」「番組」の3つの意味を込めていると思います。
そして「テレビはオワコン」は、おそらく「テレビ放送はオワコン」という意味だったのでしょうね。