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Webライターの日常ブログ

伝説の店 - WEATHER REPORT(ウェザーリポート)/想い出の過去ブログ記事

2007年に書いていたブログ記事の保存版です。

その後、ブログを転々として、今回ここに来ました。思い出の記事のため、これだけは大事に継続しています。
画像のクオリティが低いですが、ご了承ください。

伝説の店 - WEATHER REPORT

2007年6月7日

カフェやレストランというのは、単に食事や会話を楽しむというだけでなく、ときにはその存在そのものが、精神的な拠り所であったり、ファッションになることもある。
だからスタイルは大事だろうし、ロケーション(場所)はもっと大事かも知れない。
最近では、味も良くなければだめなようで...

80年代~90年代、神戸の須磨海岸と舞子浜の間(垂水あたり)の海沿いに、オープンテラスでシーフードを食べさせる店として注目を浴びていた「ウェザーリポート」というお店があった。
雑誌に紹介されたり、映画のロケにも使われ、いわゆるデートスポットというか、関西の若者の間ではオシャレ心を刺激する象徴的なお店となっていた。
しょっちゅう通っていたフリークも多かったと思うが、たまにしか行かない人にとっても、その存在の「象徴性」は、他の店とは違う独特のものがあったに違いない。

残念ながら、絶好のロケーションに問題がおきてしまい(海岸の埋め立て)、理由はそれだけではなかったのかも知れないが、やがて店は無くなってしまった。


あれからずいぶん時が経ってしまったが、今でもたまにWebでウェザーリポートのことをコメントされているのを目にすることがある。
「伝説」と言えるかどうかはよく分からないが、同じ時期を過ごしたローカルの人なら、「あったね~」と、その頃の生活や友達や恋人のことを、きっと思い出すんじゃないかと思う。

1987年頃にあった、駐車場脇の看板。

おそらくこれは最初のロケーションで、駐車場の東側に建物があったころのものでしょう。私が見た映画「べっぴんの町」(柴田恭兵主演)では、この頃にロケがされたと思われます。

1992年頃のデッキ部分を見た様子。パラソルがはためいています。

もうこの時点では、駐車場の西側に建物が移っていたのでしょうか?勘違いだったらごめんなさい。

1999年の建物の一部。

最初の建物が無くなって、駐車場の西側に建て直されたものです。おそらく。

 

(紹介記事は以上です)

後日談

この記事は、いただいたコメントのほか、かなり後までエピソードが続いた、自分の記事のなかでも珍しいものでした。

グラフィックデザイナー氏との出会い

ある日Facebookで、ウェザーリポートの看板をデザインしたというグラフィックデザイナー氏に出会いました。
その方はこの記事を読んで、おそらくそこから何らかのリンクをたどって私のFacebookを見つけて声をかけてきてくれたのでした。

あまりにも驚いたのと、年上の方でデザイナーとしてのオーラを感じたこともあり、メッセージをやりとりするだけで終わってしまいました。
お互いに違う世界にいて、友達になるということも考えなかったのだと思います。デザイナー氏のほうもきっと、そうだったのだろうと思っています。
一期一会ですね。

写真友達との出会い

たまに一緒に写真を撮りに行く友達の写真家さんに、10年ぐらい前に出会ったのですが、彼に出会ってしばらくしてから「ウェザーリポートの記事を読んでいた」と聞いたのです。
そのときも結構、驚きました。なにげに読んで記憶に留めてもらっていたことと、そういう人と出会ってしまったということに。

そのようなわけで、記事がいろいろな人の気持ちや行動に影響を与えるのだなということを、この記事で初めて実感した次第です。

 

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