よく「検索上位表示」といわれますし、1位に表示されると「すごい」とか「すごいだろ」とかいわれるわけですが、何がすごいのでしょうか。
検索上位表示がどのようなもので、上位表示するにはどのような条件が必要かということを、自分が理解している範囲で書き留めておきます。
もし間違っているところがあれば、また後日直せばいいかなという気持ちで書きます。(いつもそうだけど)
検索上位表示とは
検索上位表示とは、検索サービスで検索をした結果、回答として表示された候補一覧の上位に、該当するページ(記事)が表示されることをいいます。
検索する言葉は人によって違う
もちろん、人によって検索したいものが異なるから、検索する言葉は異なります。
また、同じものを検索しても、人によって表現が異なることがあります。
よって検索結果も異なります。
たとえば「飛行機」
飛行機のことが知りたくて「飛行機」と検索する人はいると思いますが、飛行機の何が知りたいのでしょうか?
- 飛行機の種類が知りたい
- 飛行機のデザインが知りたい
- 飛行機の音が聴きたい
- 自分が身近で乗れる飛行機について知りたい
- 飛行機の安全性について知りたい
- 飛行機の航路について知りたい
- 飛行機の動力について知りたい
- 話題の飛行機について知りたい
- ・・・・・
- ・・・・・
「何が」という部分を示す内容はとにかく際限なくあるでしょう。
単に「飛行機」だけを検索して、たまたまトップに表示されているページに見に行っても、知りたいことは解決できないかもしれません。
解決できない場合、トップに表示されているページは、検索した人にとっては意味のないページです。
ならば「飛行機 航路」ではどうか
「飛行機」では、何が知りたいかを検索した人でも自覚できないでしょう。
それで、もう少し詳しくするために「飛行機 航路」と検索する場合があるとします。
たとえば誰かと話をしていて、その人がいきなり「飛行機 航路?」と尋ねてきたら「なになに??」「なんやねん???」となるでしょう。
すかさず相手が満足する答えを返せる人は超人です。超人バロム1です。
「飛行機 航路」ってなんやねん?
- 日本での飛行機の航路を全部知りたい
- 東京と大阪の間にどんな航路があるかを知りたい
- 北海道から九州に行くために最も安く(あるいは早く)行ける航路を知りたい
- 自衛隊機の航路を知りたい
- ・・・・・
- ・・・・・
これもさまざまにあると思います。知りたいことが。
仮にこの検索をして結果のトップに表示されたページを見に行っても、知りたいことは解決できないかもしれません。
解決できない場合、トップに表示されているページは、検索した人にとっては意味のないページです。
このように、検索する人が満足できる情報を手にするには、検索する言葉のなかに具体的なキーワードを多く入れなければなりません。
具体的な検索をしたときに結果の最初に表示されること
このケースでは、たとえば「飛行機 東京〜大阪間の安い便」という具体的なキーワードを入れて検索し、結果のトップに表示されているページは、検索した人が求めていた情報に近いのではないでしょうか。
そのページを見に行って解決できた場合、初めてそのページは検索した人にとって満足できる、有益な情報だといえます。
しかしそれでも、検索した言葉だけでは、検索した人が本当に知りたいことが分からない可能性もあります。
たとえば、本当は「東京〜大阪間の飛行機の安い便にはどのようなデメリットがあるか」ということを知りたかったのかもしれません。
もっと意地悪に考えると「東京〜大阪間の飛行機の貨物の安い便にはどのようなデメリットがあるか」が知りたかったのかも?(笑)
ページが検索上位に表示されるために必要なこと
上記を踏まえて、Webサイトのページ(記事)が特定のキーワードで検索されたときに、結果の上位に表示されて検索者が満足するために、どのようなことが必要かを挙げてみます。
①検索意図を汲む
検索する人がどのような意図でそのキーワードを入れたのかを伺い知ることが「検索意図を汲む」ということで、そこをしっかり汲み取った内容の記事を書いて公開することが第一に必要です。
そのような具体的な内容を説明する記事は、その記事を探すために入力された具体的なキーワードに対して、有益な情報を返すことができます。
それ以外の内容は、検索した人にとって不要な情報です。
②サイト内に関連情報が多い
おそらくGoogleさんは、検索する人が知りたい情報が載っているページだけを評価しているわけではなく、そのWebサイトが関連する情報を沢山持っているかという点も評価しているはずです。
沢山持っているという意味は、
- 関連する内容がしっかりしているページ(記事)が多い
- Webサイトを構成しているページ(記事)数が多い
という質・量の両面があるでしょう。
③ページやサイトが多くの(関連する有益な)サイトから参照されている
参照されていることで最も分かりやすいのは「リンク」でしょう。
- ページに対して他のWebサイトのどこかのページからリンクが張られている
- ページ間・サイト間で張られているリンクが多い
- リンクされているページやWebサイトが有益である
これらも質・量の両面があるでしょう。
④Webサイトが有益だと判定されている
Googleさんは検索キーワードに対する有益なWebサイトを検索結果に優先的に表示しているそうなので(笑)何らかのかたちで有益性を判定していると考えられています。
- 特定分野に関する情報が多い
- 特定分野の専門性が高い
- 文書構造がしっかりしている(HTMLタグが適切)
- ルール違反をしていない
- 閲覧しやすい
このようなことを総合的に見て判定しているでしょう。
⑤ドメインパワーがある
ドメインパワーとはWebサイト(= ドメイン)がGoogleから評価されている度合いを示す数値で、最高評価は100です。
1つのドメインが1つのWebサイトだという認識があるため、どこかのブログサイトの1ユーザーとして発信している記事群は、Webサイトとはみなされないことになります。
そのユーザーが発信している記事は、ブログサイトの1つの記事として評価されるでしょう。ブログサイトの評価が高ければ、記事も検索結果に表示されやすくなります。
つまり、単に記事を多くの人に読んでもらいたいと考える場合、Googleからの評価の高いブログサービスを利用して、ユーザーとして発信すれば希望は叶うでしょう。
ただしそのブログサービスが認識されている分野に沿った内容の記事を書く(コンテンツを投入する)必要がありますが。
まとめ
「検索1位になりました!」「すげー!」というだけでは、Webサイトが本当にすごいのか分かりません。ページ(記事)がすごいかどうかも分かりません。
「こうこう、こういう検索をして、1位になりました」と言うべきですし、そのキーワードを多くの人が見て納得できれば、初めて「すげー!」といえるWebサイトでありページだといえます。
だれも検索しないようなキーワードを入れて1位になっても、1位の意味はありません。
さらにいうと、みんなが納得するようなキーワードで1位になったとしても、個々の検索者の問題を解決できなければ、それぞれの検索者にとっては意味がありません。
まとめが長くなりましたが「検索上位表示」はもちろん、素晴らしいことです。
上位表示されれば、Webサイト・ページを沢山の人に見てもらえます。
沢山の検索意図を解決できるWebサイトこそ、真の意味で有益なサイトだといえるでしょう。