expwakui's act

Webライターの日常ブログ

書籍からの情報収集を再評価する

今年は書籍から情報収集することに着目したいと思います。

本を読むのは人格形成によいとかいうような話もありますが、そういう漠然とした話ではなくて、もっと目的志向のある話です。

年末年始に何気にタブレットが欲しくなりまして、手に持ちやすい8インチタブレットをゲットしましたが、そうするとますます本が読みたくなりました。

  • パソコン → 仕事用
  • タブレット → 写真・動画鑑賞と本読み用
  • スマホ → いうまでもなく日常携帯

書籍から情報収集するメリット

ネットからはさまざまな情報が得られますが、書籍も今やネットの一部になっていますね。ただ、Webサイトやブログから得られる情報と、本から得られる情報では質が異なります。
一般的なネット情報は「ページ」を主体とした情報で「ピンポイント」なのですね。

検索エンジンで何かのキーワードを入れて情報を探すと、検索結果一覧にはページ名がずらっと並びます。
そのなかから、どれかのページをクリックして見に行き、見終わるとページを去ります。そのサイトの他のページを見に行くことはほとんどないでしょう。実際、Googleの解析結果を見ても「直帰」というのがかなり多いです。

基本的にWebページは検索に最適化されています。(SEO)つまり1ページだけ見られたらそれでよいように作られています。
ユーザーも、自分が知りたい情報だけ見られたらそれでいいと考える人が圧倒的に多いでしょう。それがユーザーの「検索意図」なのです。

前振りが長くなりましたが(笑)

そのようなことで、ネット情報は断片的な特性があります。
その断片を拾い集めながら情報収集するのがネットからの情報収集ですね。

一方、書籍からの情報収集は、書籍を選ぶところまではネット検索と同じですが、書籍のなかには体系的に、著者が意図を持って配置したページ群があります。
読む人はそのなかの1ページだけを読みにくるわけではありませんね。一通り最初から最後まで、あるいは途中まで、読むように配置されています。

体系的な情報収集

初めて触れるような情報は、体系的に知った方が後々の理解が早く進むでしょう。
なにかよく分からない世界のことを知りたくて、ネットで1ページずつ見ていても、核心をついたページに遭遇することは稀です。

たとえば入門書のようなものであれば、その世界のことを一通り書いてくれているため、比較的早く全容を把握できます。
親切な本の場合は、ポイントがしっかり書かれていて、その本を読んだ後にどのように行動すればよいかまで書かれています。

このような体系的な情報が得られる点が、書籍のメリットなのです。

同じようなことは、Web上でも展開可能ですが、無料でそこまで情報提供する人は少ないでしょうから、数量的に限られてしまいます。有料サイトにすればモチベーションも生まれるでしょうが。

本という形とかスタイルとか

書籍のメリットは、その物理的な形とか、読むスタイルなどにもあるでしょうね。
こんなに電子化された世の中でも、分厚い本を読むのが好きという人は沢山います。それは単に「情報」というものだけではない「持つ喜び」や「関わり方」の価値があるからだと思います。

個人的には、重い本は持ち歩きたくないため、電子本がよいと思っています。どんなに内容豊富な本でも、タブレットやスマホの重さだけで済みますから。
本マニアではないため、情報の価値に注目しています。

しかし、パソコンで読まずにあえてタブレットで読もうとするのは、タブレットを手にする姿勢とか本に対する関わり方が、自分にしっくりくるからだろうなとも思います。
手にとって読む、という姿勢のなかに、何らかの安らぎを感じているのかもしれませんね。

電子本の利点

電子本の利点を上げると、次のようなものになるでしょうか。

  • どこでもいくらでも持ち運べる
  • スマホならいつでも読める
  • 好きな文字の大きさ・行間で読める
  • ワード検索できる
  • 0円から購入可能

たとえば辞書やハンドブックのような内容の場合、ワード検索が非常に有効です。

また、最近はネット記事を有料化するのが流行っていますが、まとまりのある情報を電子書籍にして販売したいというニーズもあって、従来の書籍より安価かつ秀逸なものが多く出回っています。

電子本の欠点

電子本の欠点としては、次のようなものがあるでしょうか。

  • どの本も同じ体裁
  • 本そのものに持つ喜びはない
  • 中古を再販できない

自分の場合は、価格の高い電子書籍は中古を売れないからもったいないと感じてしまいます。したがって、未知の分野の情報収集には、0円から順番に探していきますね。
価格が高い本はリアル本を購入して、読み終わったら売ることもあります。

いま読んでいる電子本

先日は、ひろゆき氏の本をAmazonのKindle本で最も安いなかから選んで読みましたが、なかなか良い本でした。多くの人が読む良書だから安くしているのかもしれませんね。

現在読んでいる本は、自分のクライアントさんの業界に特化した(収益性のある)Webコンテンツの作り方をまとめた本です。
とても安いから、クライアントさんにも「読んでみて」と気楽に言えます。

先日購入した分厚い単行本

ほとんどコレクションですが(笑)12年前の「スティーブ・ジョブズ」上下巻をAmazonの中古で購入しました。
読みかけたのですが、仕事が忙しくなって、そのまま「積んどく」になってしまい、今では本棚にうやうやしく掲げられています(笑)

いつか気持ちにゆとりができたときに読みたいですね。船旅とか良さそうですよね。

まとめ

ということで、タブレットで本を読むという行為が、とても豊かな生活体験のような気がしているきょうこの頃です。

SNSが好きでいつもSNSを見ていますが、そこから離れて心穏やかに過ごせるのは、仕事をしているときと本を読んでいるときだけのような気もします。

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