expwakui's act

Webライターの日常ブログ

手紙とかブログのコメントとか

先日ふと思い立って、最初にいた会社の友人に手紙を書きました。
もう30年ぐらい会っていないけれど、年賀状だけは毎年、やりとりしていました。

会社があった町のことや、年賀状で誰とつながっているとか、あと自分の近況などを書いて。

2週間ぐらいすると返事が返ってきました。
僕も何枚かの便箋にしたためたけど、彼はそれ以上にたくさん便箋を使って返事を書いてきてくれました。

昔と変わらない感じではあるけど、それなりに大人な雰囲気があり、社会的地位のある人の手紙だなと感じました。

手紙のいいところ

SNSをやっていない人を中心に、たまに手紙をやりとりすることがあります。
昔から割と手紙は好きなので、書くのにそう苦労はしません。ただ、手紙を書くために時間を空けないといけないことと、封筒や便箋を用意しないといけないことなどがあるということが、多少面倒に感じますね。

SNSだけのやりとりしか経験がなくて手紙を書いたことがない人だと、手紙のよさは分からないかもしれませんが、手紙には手紙のよさがあると思います。

書くときに一応、どんなことを書くか考えます。
それでも僕の場合は、書きながら思いついていくことの方が多いですが。
ブログの文章を書くのとそんなに変わりません。

ブログは不特定多数に向けて書きますが、手紙はただ1人に向けて書きます。その違いで言葉は少し変わりますね。

書き方

「手紙の書き方」みたいなのを調べると、色々な約束事が書いてあるからしんどくなりますが、大事なのは中身なので、あんまり気にしない方がいいですね。

たいてい「前略」から始まって「早々」か、女性なら「かしこ」で終わるパターンを目にしますが、なかにはSNSのコメントと同じレベルでいきなり用件を書くだけの人もいました。
それはそれでいいと思います。

(正確には「早々」ではなくて「草々」のようです)

僕の場合は、前略〜早々、日付・名前、相手の名前という流れにしています。
ハガキの場合は何もそういう形式によらないか、または前略〜早々だけにしていますね。

礼儀

手紙には一定の礼儀があるから、SNSで思いつきで言うみたいなことはできないと思います。テンションという意味で。だから「ちゃんとした」気持ちが伝えられるのかもしれません。

頻度

手紙を出す頻度は「たまに」というのがポイントだと僕は思います。
SNSのように頻繁にやりとりすると、日常会話と同じなので、ありがたみも薄れるのですね。どんなに気心知れてても鬱陶しくなるのです。

あと「手紙来たから返事を書かなきゃ!」と思うのもある意味、禁物で、お互いにそういう気持ちの人同士だと返事の応酬(笑)になってしまってしんどいのです。

ある程度まとまった量の文章をたまに書いて送る。
「たまに」の期間は正確に言えませんが、1か月〜1年ぐらいじゃないでしょうか。

ハガキだと多少、気楽な感じで出せます。

手紙のいいところは、日常会話じゃないというところで、少しかしこまって正直な気持ちや思い、近況を伝えることで心の安らぎを得られることではないでしょうか。

手紙とブログのコメント

SNSのコメントと違って、ブログのコメントは少しかしこまっていますね。
「やりとりする」という感じではなくて、感じた記事にピンポイントで送るメッセージという感じでしょうか。手紙に少し似たところがありますが、手紙よりはカジュアルです。

SNSのコメントは、すぐに流れていってしまうし、後から読み返すこともまずないだろうと思います。(過去投稿を探すのが面倒)

その点ブログのコメントは、しばらく印象に残るし、過去記事のコメントを見ることもあります。ブログによっては「コメント一覧」などがあって過去のコメントだけを紐解くことが可能です。

手紙は、ちゃんと管理しておかないと過去のものを探すとき苦労しますが、ブログのコメントは話題から検索できたりするので、探し出すのは楽かも?

あとは時間との兼ね合い

「忙しい現代」という表現がありますが、もうだいぶ前からそういうことが言われていて、僕の記憶では80年代か90年代ぐらいから言われていた気がします。

その意味で「暇な時代」なんて無いだろうと思います。忙しくなくても、時間は限られているというか、時間は貴重なものであることに変わりはないでしょう。

手紙には時間が必要ですし、だからこそのメリットがあるのでしょう。日常に設ける少しばかりの「特別な時間」です。
どうやって時間を確保するかということだけクリアできれば手紙は書けるでしょう。

ブログのコメントも、記事への興味とか共感があれば、そして少しの時間があれば書けるのではないかと。

手紙もブログのコメントも、SNSよりはフォーマルな感じで、だからこその重みや充実感があるのかもしれません。